春、夏、秋、冬と四季を巡る物語は、これで完結しました。
四季の中で、桜井千鳥を巡り歩く鈴木周治の物語でもありました。
春が出来た時点で、冬の話は全く考えていませんでした。まず、桜井千鳥というキャラが生まれ、次に、彼女を取り巻く人々が生まれました。桜井千鳥は、私の中で一番好きなキャラとなっています。
冬のエンドはいくつかのパターンを考えていました。
実は、桜井千鳥は生きていた! エンド。
実は、桜井千鳥を突き落とした真犯人は主人公の鈴木周治だった! エンド。
実は、全てが桜井千鳥の創作である(夢オチ)、エンド。
最初の「桜井千鳥生存エンド」は、冬を書き始めた途中で思いついたもので、それ以前の話から伏線を作っていなかったので無理でした。最後は、周治と杏奈の子供達が病院で生きていた桜井千鳥と再会して終わる、というものでしたがどういう状況でそうなったのか、と考えるのが面倒で止めました。
「真犯人が主人公エンド」これもまた、伏線が無いのでいきなりこれは無いだろう、という事で却下されました。この場合、由高が周治を追い詰める役でした。階段で彼女と出会ってから周治が公園に辿り着くまで間があったので、それの空白を活かせばそのエンドも無理なかったんでしょうが~、今となってはやはりこの手を使わなくて良かったと、思います。
最後の創作エンドも無理がある、と断念した次第です。
冬を書き始めてから色々なラストを思い浮かべた訳ですがしかし、春で千鳥が持っていた赤い手帳が、最後の最後で周治の手に戻って来る、というくだりは、春を作った時点で考えていた事です。これだけ実現出来たので、完結出来て良かったですね。
では、此処まで長い間付き合ってくれた皆さんに感謝を。
ありがとうございました。