こんな時こそ読書を
突然ですが、此処でオススメラノベ紹介。
因みに少女向けではありません。主に少年向けです。でもラブコメを選んでいるので、女性でもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
電撃文庫「なれる!SE」 1~3夏海公司
SEとは、システムエンジニアの略で、そのタイトル通り、主人公が就職氷河期の中、どうしようもなくなった時に救いの手があったが、そこは誰も名前も知らないようなブラックなSE会社に入社する所から始まるラブコメ。
作者が実際にSE出身者だった事もあり、SEノウハウ本としても活用できますが、SEが何の事かさっぱり理解できないという人も楽しめる一冊となっています。
そんな専門用語出されてもわからん、と思っても、SEの仕事に関しては全くの素人だけども人にもの(仕事)を頼むのが上手い主人公の工兵、SEの仕事的には有能でも人間的には駄目な室見さん(女)と、工兵を気に入って影ながら彼のストーカー行為を続ける梢と、仕事的には有能で更には人間も出来ているけど何処か味の薄いカモメさんと、全体的に駄目な社長と、その他モロモロ、人間関係が面白いのでそのままずるずると引き込まれます。
ヒロインの室見さんは、いわゆるツンデレ系の暴力娘ですが、主人公に暴力を加えても謝る場面はきちんと謝っているので、涼宮ハルヒのような、そういうトンデモヒロインではありません。
電撃文庫「ハロー、ジーニアス」1 優木カズヒロ(四月に続編の二巻刊行予定)
三十万を超える学園都市において数十人しか居ない天才・ジーニアスの一人、海竜王寺八葉と、とある理由で陸上部のエースを退いた主人公、竹原高行との交流を描いた一冊。
このヒロイン、海竜王寺八葉は、その豪快な名前から「リヴァイアサン」とあだ名をつけられ有名人であるも、ジーニアスの問題で一般生徒から煙たがられていた。そんな中、高行との交流を経て少しずつ頭もやわらかくなっていく部分と、自身の恋のためならどんな手でも使うという姿勢が可愛かったですね。
電撃文庫「青春男と電波女」1~7 入間人間
四月にTBS系でアニメ化決定の作品(案の定、広島は外れてるけどね!)。同作者で映画化もされた「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(以下、みーまー)」よりはグロくもなく、明るめの話。でも時間軸は、みーまーよりも未来の話。みーまーにゆかりのあるキャラもチラホラ登場。そうでも、みーまーを読んでいないと楽しめないという作品でもない。これ単品でも十分読めます。
タイトル通り、青春を謳歌しようとする男と、宇宙人が居ると信じている電波系の女が繰り広げるラブコメ。
ヒロインの電波女、エリオ(多分ハーフ?)の言動が舌足らずで、いちいち可愛い。でもこんな、日常でも青い髪で布団にくるまって外に出るような電波な子が側に居たらそりゃ遠巻きに見ているか、せめて関わりたくない方向に動くと思う。
今の所、主人公と彼女の母親だけがエリオを認めて可愛がってるけれども、彼女に近付きたいと思っても周囲の女友達の目が恐くて中々できない女の子が居たり、自分も同じような事で周囲から孤立してるので主人公の手を使って何とかエリオと交流をしようとする女の子が居たりしますが、彼女達以外でもエリオを遠巻きに見ている女の子達だったり、イジメ問題だったり、そういう暗い部分も描いているので、全員が全員、必ずしも、いくら美少女であってもヒロインに良いイメージを持っているわけではないというね。
入間作品は、みーまーと青春男以外でも、人間の闇という部分を上手く表現していると思う。ラブコメでもラブコメ以外の部分もあるよというか。
入間人間の文体は、人を選びます。西尾威信の文体が大丈夫なら読める範囲ですが。気になったら、アニメから入るのも良いかと思います。
デュラララ!で飛躍した成田良悟であるなら「世界の中心、針山さん」と「バウワウ!」等の越佐大橋シリーズもオススメ。成田作品は時系列を利用した群像劇を上手く描いているのは有名ですが、男女のCP描写も上手いと思いました。